主語、述語、修飾語の見つけ方

「こんにちは。」

「こんにちは。今日は文法について勉強します。」

「よろしくお願いします。」

「今日は主語・述語・修飾語について勉強していきましょう。次の文の主語・述語・修飾語は何かわかるかな?

 

 

 手紙は 昨日 彼が 書いた。

 

「えーと確か主語は「〜は」だから、主語は「手紙は」かな。述語は「書いた」で、修飾語が「昨日」と、「彼が」 …って、あれ?」

 

「つまずいちゃったね。。ちょっと一緒に考えていこう。 まず、主語と述語って、どっちを先に探すと思う?」

 

「えっ、主語じゃないんですか?」

 

「それが、実は述語なんですね。」

 

「えっ、そうなんですか!?何でですか?」

 

「述語って、文のどこにあることが多いかな?」

 

「最後ですか?」

 

「そうですね。もちろん例外はあるけど、基本的には述語は文の最後。主語を探すよりも見つけやすいんだ。だから、先に述語を探す。そしたら、この例文の場合だと、何が述語になるかな?」

 

「「書いた」ですか?」

 

「そうですね!それが述語です。そしたら、今度はその述語に対応する主語を選んでやります。「書いた」の主語、つまり、「書いた」のは誰かな?」

 

「「彼」ですか?」

 

「そうですね!なので、主語は「彼が」ですね。」

 

「なるほど!」

 

「そしたら、残りは修飾語です。修飾語は「くわしく説明する言葉」です。

この例文の場合だと、残った言葉は何ですか?」

 

「「手紙は」と「昨日」です。」

 

「そうですね。この2つは両方とも修飾語です。両方とも「書いた」という述語をくわしく説明する修飾語です。
・何を書いたのかを詳しく説明したのが「手紙」
・いつ書いたのかを詳しく説明したのが「昨日」  です。」

 

「先生!「手紙は」って主語にはならないんですか?「〜は」って書いてあるから主語だと思ったんですけど…。」

 

「良い質問だね!「手紙は」と書いてあるけど、実際の意味として、「手紙を」書いたわけだよね。だから、この場合は、主語ではないということです。しかも、主語は「彼が」であるわけだから、2つ主語があるのもおかしいしね。」

 

「なるほど!」

 

「じゃあ、まとめるね!」

 

★主語、述語、修飾語の見つけ方

①まずは述語を見つける。 ※基本的に文の最後に多い。

②述語に対応する主語を見つける。

③それ以外で主語や述語を詳しく説明しているのが修飾語。

 

「主語と述語、修飾語の見つけ方は分かったかな?」

 

「はい!ありがとうございました。」